投資実績

2023.12.08

【肥銀地域共創ファンド】「熊本西部バイオガス発電事業」投資決定のお知らせ

2023年12月8日

「肥銀地域共創ファンド」投資決定のお知らせ

当社と株式会社肥後銀行およびルネッサンスキャピタル株式会社が共同設立した肥銀地域共創投資事業有限責任組合(以下、「肥銀地域共創ファンド」)は、株式会社永野商店(以下「永野商店」という。)および西松建設株式会社が出資するエヌエナジー株式会社が計画する、食品廃棄物を活用した「熊本西部バイオガス発電事業」(以下「本事業」という。)に対し、下記のとおり投資を決定しましたのでお知らせいたします。

1.本事業概要※
(1)実施企業名   エヌエナジー株式会社(本社:熊本市北区室園町)
(2)施設名称    熊本西部バイオガス発電所
(3)建設予定地   熊本県熊本市西区谷尾崎町(永野商店西部事業所隣接地)
(4)事業内容    中間処理施設(食品廃棄物リサイクル処理施設)バイオガス発電施設
(5)発電出力    644kW
(6)処理能力(日)  120トン
(7)運転開始(予定) 2025年7月
(8)出資者     【普通株式】株式会社永野商店・西松建設株式会社
          【優先株式】一般社団法人グリーンファイナンス推進機構
                肥銀地域共創ファンド
                株式会社鶴屋百貨店(予定)
                株式会社ヒライホールディングス(予定)

※事業概要は本発表時点での計画であり、今後変更となる可能性があります。

2.投資内容
投資形態  優先株式 200百万円

3.投資理由
 本事業は、熊本県を中心に食品工場やスーパーマーケット、百貨店等から収集する食品廃棄物を主原料としたメタン発酵バイオガス熱電併給事業です。これまで永野商店は、産業廃棄物および事業系一般廃棄物の収集運搬・中間処理を長年手掛けてきました。しかし、熊本市近郊には「食品系廃棄物」のリサイクル施設が少なく、脱炭素化に向けリサイクル率向上が課題とされてきました。
今回、バイオマス(メタン化)での発電およびその排出熱利用によってエネルギーとして再利用することで、同社の付加価値向上のみならず、地域におけるごみ処理問題の解決および環境負荷の少ない循環型社会の構築に貢献できると期待し、投資を決定いたしました。
*熊本西部バイオガス発電所は、バイオガス発電に伴い排出される熱を回収して施設内のメタン発酵工程等で再利用するコージェネレーションシステムです。エネルギーの使用量削減だけでなく、使用エネルギーのCO2排出量を減らすことにもつながることが期待されています。

※「肥銀地域共創ファンド」について
肥後銀行、肥銀キャピタル、ルネッサンスキャピタルが共同で設立・出資したファンド。
地域の持続可能性に貢献する企業の事業拡大や成長戦略の支援を目的とし、当該企業が発行する普通株式・優先株式および転換社債などを主たる投資対象としています。

以 上

《本件に関するお問い合わせ》
肥後キャピタル株式会社
担当:中川
電話096-311-5922

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